※一応18禁です。 苦手なのに間違ってクリックしたという方、対象年齢でない方はお戻り下さい。 どうせ大したことないんでしょ?どんな話でもばっちこーい!!という方はスクロールでどうぞ。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ( 敦賀蓮グッドエンド/付き合って3、4ヶ月くらい… ) 「は〜い、蓮ちゃん。おっまたせ〜♪」 なんでそんなに元気なの…ミス・ジェリー… 全身のリンパの流れを整えるオイルトリートメントから始まって、胸腺から胸全体にかけて行われたバストアップのため のマッサージの後、お風呂に入り、さらに胸筋を鍛えるストレッチとブラジャーの正しい付け方まで教えて貰うともう私は 疲れ果ててくたくたになり、頭は容量オーバーで煙が噴きそうだった。 その上、確実に2時間以上敦賀さんを待たせてしまうことになって… 私は申し訳ない気持ちでいっぱいになったのだけど、 「お疲れ様、キョーコちゃん」 なんて笑顔で労ってくれるものだから、思わずそのまま敦賀さんの腕の中へ甘えていきたくなってしまった。 「それじゃ今日のところは終わりね。トリートメントは週一回ここに通って、後はセルフで頑張りなさい」 そう言うとミス・ジェリーは内緒話をするように顔を近づけて来た。 「そうそう、さっきのバストアップのマッサージね、えっちの時に蓮ちゃんにしてもらいなさい」 「……は?」 一瞬私は耳がおかしくなったかと思った。 「は?じゃないわよ。好きな人の手でマッサージしてもらった方が断然効果が高いのよ!女性ホルモン出まくりよ。胸 を大きくするのにこれほど有効な手段はないわよ」 「へ?」 間の抜けた返事しか出来ないでいる私に焦れたミス・ジェリーは、 「んもう、何よおかしな返事ばかりして!自分で言えないなら私が言ってあげるわ!!蓮ちゃ〜〜ん、あ〜の〜ね〜」 いやぁぁぁぁぁぁ!!!まって!やめてーーーー!言わないでーーーー!! 「言います、言いますっ、自分の口でぇぇぇ!!」 私は大慌てでミス・ジェリーの口を塞ごうとするとニンマリと笑って頑張りなさいと激励されてしまった。 「蓮ちゃんがここへ誰かを連れてきたのなんてキョーコちゃんが始めてよ。いつもニコニコして心の内なんて読ませてくれ なかったのに、真剣な声で電話してくるから最初は何かと思っちゃったわよ。いい?アナタ、すっごーーーーーーーーく 蓮ちゃんに愛されてるわよ。だから自信を持ちなさい!!」 うぅぅぅ…が、頑張ります…… だけど恥ずかしいことに変わりはない。 私は帰りの車の中で敦賀さんの顔がまともに見れなかった。 ※※※※※※ 「それで、ミス・ジェリーは何て?」 敦賀さんはマンションに戻るまで何も聞かないでいてくれた。 疲れていた私を気遣ってくれたのかもしれないし、あまりに挙動不審に陥っていた私が落ち着くのを待ってくれてのかも しれなかった。 どちらにせよここまでの時間で私の中の覚悟は決まっていた。 敦賀さんに隠しごとをするとロクな目に遭わないと私はこれまでの経験で散々学習させられたのだ。 「あの、マッサージをするのを敦賀さんに手伝ってもらいなさいって。その方が女性ホルモンが出るから効果があるらしく て…」 「ふぅ……………それは結構厳しい注文だな」 溜め息混じりの敦賀さんの返事が返ってきた。 それはそうだろう。 私だってビックリしたもの。 「あ…の……や、やっぱりダメですよね……え、え……え…っちの時に好きな人の手でしてもらえば一番効果的だって 言われたんですが…あは、あはは…そんなこと…ねぇ」 「なんだ、そういうことか」 敦賀さんの声が明るくなった。 「俺が厳しいと言ったのはキョーコちゃん、君の肌に触れてそのままマッサージするだけで終われるほど俺は理性的な 人間じゃないということだよ」 「え?」 敦賀さんの声の響きに甘さが増す。 「触れていいんだろう?君の肌に。胸だけじゃなくその先まで…」 はうっ!!夜の帝王だ…時として大魔王より怖ろしい、私の身も心も溶かし尽くしてしまう存在。 気が付けばいつの間にか敦賀さんの手が私の腰に回されている。 少し伏目がちな眼差しで見つめられて… 「教えてくれる?俺にも、そのやり方」 「で、でも私、今日はもう…」 「どのみち人に教えるなら記憶が鮮明なうちの方がいいよね」 ニッコリ笑う笑顔に言い返せない。 クローゼットでの一件から私、今日は敦賀さんに負けっぱなしな気がするわ。 それでも私の話を真剣に聞いてくれて、ミス・ジェリー・ウッズの所まで連れて行ってくれた。 その気持ちはとっても嬉しかったから… 「お、お願いします…」 そう言って敦賀さんに促されるまま私はベッドルームのドアをくぐった。 ※※※※※※ 「あっや……」 「くすぐったい?」 敦賀さんの問いに素直に頷く。 胸元にたっぷりと垂らされたマッサージジェルの滑りを借りて敦賀さんの指が動く。 鎖骨の下からゆっくり撫で下ろしてみぞおちの辺りまで来た手は、左右両方の乳房を真ん中へたぐり寄せるようにし た後、上に持ち上げられる。 次いで胃の辺りからぐっと、そこにある肉を移動させるイメージで押し上げられる。 この肉を移動させるというのはブラジャーを付ける時も同じようにするよう言われた。 血行を促進して成長ホルモンを分泌させつつ、周囲に散ったお肉も集めてしまおうということらしい。 「俺はこのままでも十分可愛いと思うけど…こうしてキョーコちゃんに触れられるならコンプレックスも悪くないね」 「私、本気で悩んでるんですよ!」 「うん、だからいくらでも協力するよ」 何だか面白がっているような口振りにちょっとだけムクれてみる。 それを見た敦賀さんの目に益々楽しそうな色が踊った。 も〜絶対遊んでるこの人!! 後は自分でやると言おうとしたその時、更にツボが集中しているという脇に手が移動して、そのくすぐったさに我慢が出 来なくなった。 「ーーーっっ!!そこは、いいです自分でやります!!」 「俺の手でやるからいいんじゃないの?」 「だって、あっ、やっ、あぁんっ!!」 自分の手で触るなら加減も出来るけど、敦賀さんの手で触れられるとくすぐったい以上に違う感覚も呼び起こされる。 「やぁ!敦賀さん、そこもうやめてーーっ!!」 ベッドの上で身を捩って暴れる私をその手で押さえ込むと、敦賀さんは胸に舌を這わせはじめた。 え?うそ?なんでーー! ジェルまみれなのに舐めるなんて!! 「大丈夫、口にしても害のないものだから」 そう言って私の身体から吸い取ったジェルを口移しで舐めさせられる。 甘い……イチゴミルク味? 「帰る前にミス・ジェリーがくれたんだ。これで君の胸をマッサージしてやるようにって」 なんですってーーーー!!!? ミス・ジェリーの嘘つきーーー!! 敦賀さんも知ってて黙ってるなんて酷いわ!どれだけ恥ずかしいのを我慢してあのセリフを言ったと思ってるの? 「怒った?」 「怒ってなんかいません!」 口ではそういうけど顔がむくれているのは自分でも判った。 「ごめんごめん、でもちゃんと言ってくれて嬉しかったよ。キョーコちゃんに嘘つかれたり本当のこと黙っていられるのは 悲しいからね」 うっ、またそういうズルイ事を言う… そんな風に言われたら怒れなくなっちゃうわ。 「もういいです、元はと言えば私のこの小さな胸に対するコンプレックスから始まったことですから」 「じゃあ続けても?」 敦賀さん、やっぱり楽しそうだ。 「…………………はい」 もう、こうなったらどうにでもなれだわ!! ※※※※※※ ちゅっちゅっと音を立てて敦賀さんが胸の周りに唇を這わせる。 もう手でマッサージをする気はないみたいだ。 指よりもさらに柔らかな唇の感触がたまらなくて私の唇からは甘い声が漏れた。 「ん、あっ、あぁん!」 「ここ、硬くなってるね」 既に硬く立ち上がっていた乳首を口に含まれる。 軽く歯を立てられ強めに吸われると鋭く甘い快感が身体の芯を駆け抜けた。 「相変わらず敏感だ」 「敦賀さんがこんな風にしたんじゃないですか…」 「そうだったね」 何も知らない、自慰さえもした事がなかった私の身体に快感を教え込んだのは敦賀さんだ。 中学の保健の授業で受けた知識しか持たず、耳年増な女友達などはなからいない私は本当に何も知らなくて、敦賀さ んの手によって自分の身体が変化するのにパニックを起こし、コトの最中に泣き出すことさえあった。 それに対して呆れることなく優しく手解きしてくれ、僅かな刺激でも反応するように私の身体を変えたのは敦賀さんだ。 その敦賀さんの手がゆっくりと下肢に向けて下りて行く。 触れられた場所が熱を持ったように熱り始め、辿り着いた先でまだ触れられてもいないのに敦賀さんを求めて滴るほど に潤った私の欲が暴かれる。 「こんな風に君の身体が感じやすいなんて俺しか知らない」 私の中からトロトロと溢れ出た液体を纏った指が探るように中へ潜り込んでくる。 指が入る瞬間の快感でさらに溢れんばかりの愛液が滲み出た。 「あっあっあっ……あ……んっ」 ゆるゆると馴染ませるように抜き差しされる指が次第に大胆に掻き回すような動きに変わる。 指の動きに合わせて腰が揺れた。 「こんな風に感じている君の顔も俺だけのものだ」 更に激しく指を突き入れられて私はそれだけで限界に達してしまいそうになる。 「やっもう、ダメ! 敦賀さん、それ以上は、あぁっ!!」 「いいよ、イっても……俺の手で乱れる君を見せて」 「そ…なっ、やん、イ…ヤ…あぁぁっ!!」 腿が引き攣るように震え、足が突っ張る。 腰が軽く浮いたと思うと… 「あぁぁぁぁぁーーーー!!」 高い嬌声が喉から迸り、頭の中が真っ白になって私は敦賀さんの手で達してしまった。 生理的なものか何なのか判らない涙が滲んできて視界が歪む。 ぼんやりしながら肩で息をする私の頬に満足そうにキスを落とした敦賀さんは、手早くゴムを付けると脱力している足を 抱え上げ、先程まで敦賀さんの指を飲み込んでいた場所に熱く脈打つ自分を突き入れた。 「あっ、やぁっっ、まって、まだ…無…理…」 「大丈夫、すぐには動かないから」 イヤイヤと首を振る私を宥めるように額に張り付く前髪を払い口付けが落とされる。 瞼に、鼻の頭に、頬に、そして唇にも。 少しだけ余裕の戻ってきた私も敦賀さんにキスを返した。 「キョーコちゃん、可愛い…」 「そんなこと、言うの…敦賀さんくらいです」 真顔で可愛いなんて言われると照れる。 こんな風に抱き合ってて照れるも何もないけれど、言われなれていない言葉をストレートに言う敦賀さんの言葉は時々 こそばゆい。 「それ、本気で言ってるとしたら俺はまだまだ気が抜けないな…」 「え?」 「君はもうそろそろ自覚するべきだ。自分が人を惹きつける輝きを放ちはじめている事に」 それはアルマンディのCMや、ナツ役のことを言っているの? 「俺は本当は気が気じゃないんだ、周囲の君へ関心高まるにつれてライバルも増えるからね」 「敦賀さん以外の人なんて私、考えられませんよ」 「不破が君の前に現れても同じ事が言える?」 敦賀さん、ショータローとの関係をまだ気にしてるんだ… 一緒に育った殆どの時間を共有しているショータローと私の関係は確かに特殊なものだ。 だけど敦賀さん、今はもう前みたいにアイツと会っても怒りで我を忘れることがなくなったって知ってます? それも皆、敦賀さんのおかげだから… 「言えます」 敦賀さんの問い掛けに私はキッパリと言い切った。 以前の私はショータローへの恋に破れて、自分を支えるために怒りと憎しみをエネルギーにしてきたけど、敦賀さんと 出会ってからは自分で自分を作り上げることの喜びを知ることが出来た。 役作りで躓いた時も、今日みたいにつまらないコンプレックスに悩む時も、いつも真剣に話を聞いてくれて、それを振り 切る切っ掛けと新しい出会いを与えてくれるのはいつも敦賀さん。 敦賀さんがいなかったら今の私は存在すらしていない。 だから断言してもいい。 この先私の気持ちが揺らぐ事なんて決してありはしないと。 私がそう言うと、敦賀さんはありがとうと柔らかく微笑んで、もう一度唇が重なるその瞬間、 「愛してる」 と囁かれた。 ※※※※※※ 指とは比べものにならない質量を誇る敦賀さんが私の身体の中を押し広げる。 一度達して熱く融け綻んだ私の中は更なる快感を求めて敦賀さんに絡み付く。 「あっあっ、い…あぁ!!」 「っ……キョーコちゃん」 切なげに顰められた顔で名前を呼ばれると胸に愛しい気持ちが溢れてくる。 同様に私も敦賀さんの名前を繰り返し呼んだ。 段々激しくなる注挿は淫らな水音を部屋に響かせて、二人の理性を侵食していく。 勢いよく突き入れられると背が撓みベッドから浮き上がった。 その隙間に腕を入れられて繋がったままの身体を引き起こされ敦賀さんの膝に座らされる。 自分の体重が接合部に掛かると私の身体はもっともっと奥までと貪欲に敦賀さんを飲み込んでいく。 「ひあっあぁぁぁぁーーーっっ!!」 膝を掬われ、腰だけで繋がった体勢は敦賀さんを飲み込んだ部分がまざまざと見え私をたまらない気持ちにさせた。 激しい突き上げを敦賀さんの首に縋ることで耐え、口付けを強請る。 腰と腰、胸と胸、唇と唇、触れ合う全ての場所が気持ち良くて、うっとりする。 「敦賀さん、すき、大好きです…」 「俺も、好きだよ」 私の中で脈打つ欲望も、抱きしめてくれる腕も、激しい鼓動を刻む胸も、全てがたまらなくいとおしい。 心の中で敦賀さんの杞憂を笑った。 この先こんなに好きになれる人に出会えるとは到底思えない。 この人しかいらない。 この人だけでいい。 だから… 「敦賀さん、敦賀さん、つるが…さっ…!!」 何度も何度も声が擦れるまで名前を呼んだ。 私の最も深い場所が敦賀さんを包み込んで痙攣したように蠢く。 「ああぁ!!…つるがさんっ……もう…………」 「……ああ、一緒にいこう、キョーコ…ちゃん」 「ふあっああぁぁぁぁーーーーーーーっっ!!」 ぎゅっと互いの身体を抱きしめ合って絶頂を迎えると、さすがに限界を超えてしまった私は敦賀さんの腕の中で眠るよう に意識を手放した。 ※※※※※※ 「じゃあ、もう試したのね」 電話口でのミス・ジェリーは愉快そうな口ぶりを隠そうともしない。 ひとこと文句を言ってやろうと思って昨日もらった名刺の番号に電話をかけた私は、全く悪びれもしないミス・ジェリーの 口ぶりにぐったりと脱力してしまった。 「アナタにはイチゴミルク味がぴったりだと思ったんだけど、お気に召したかしら?」 ええ、もう私より敦賀さんの方が楽しそうに御使用になられてましたよ! って、そうじゃなくて!! 「毎回あんなんだと私の身が持ちません…」 ふぅ…と思わず溜め息が漏れた。 「あらぁ…蓮ちゃんて意外と激しいタイプ? 情熱的で素敵じゃない♪」 ミス・ジェリーの声がいよいよ楽しそうな響きを帯びる。 「そうそう、あれね、お口でご奉仕してあげるとき使うとおいしいわよ……」 ブツン。 思わず携帯を切ってしまった。 何か、今とんでもないようなことを聞いたような… き、…気のせい、気のせい! 私は何も聞いてないっ!! はっ!!だけど一週間後にまたあそこに行かなくちゃいけないんだったっけ? 胸は大きくしたいけど、ミス・ジェリーにはおもちゃにされそうでおっかない。 コンプレックス解消への光は見えたけど、違った悩みが増えそうで私は暫くその場に蹲って頭を抱えたのだった。 End |